ベンツ・GLC220b
川崎市からお越しのお客様この車を初めて見た時に、これは凄くいいなと思いました。ざっくり言ってしまえば、CクラスステーションワゴンをSUV仕様にしたものという印象ですが、元々Cクラスのステーションワゴンのスタイルが物凄く好きで、そのテイストが見事に生きていると感じます。そして、背を高くして無理やり、もしくはやっつけ的にSUV化したような印象は皆無で、デザインのバランスが見事です。今回施工させて頂いたのは2.2Lディーゼルターボですが、BMW X3よりも重い車重を考えると少々パワーの心配が出てきそうですが、実際に乗った方やオーナーからの声によれば、全く問題ないとのこと。Sクラステイストの内装は豪華で贅沢な印象に仕上がっていますし、ガッツリSUVというよりは優雅さを満喫できるSUVに仕上がっていると思います。
今回ご依頼いただきましたこちらのお車は、新車からは登録からは1年弱ですが、ずっと倉庫で保管され、ほぼ新車状態で納車されたと伺っております。さて、実車を拝見させていただきますと、やはり黒いボディということもあり、想定していたよりはややスクラッチ傷等が見えるかなという印象です。黒いボディ、輸入車、長期保管、これはやはり多少車体(外装)にとっては不利な条件なのでしょう。
まずは下地処理から作業をスタートし塗装のダメージを解消していきます。スクラッチをすっきりさせ、深めの傷はガッツリ磨いて塗装を痩せさせてしまうのではなく、ぼかして目立たなくなるよう調整しました。長年車を維持していくことを考えると、塗装への負荷は極力かけないという事は、重要なポイントとなってきます。下地処理を完了したあとに車体を眺めると、しっとりした艶感がぐっと増し、こい黒さが強調された、新車を越えたといっても良いくらいの状態に生まれ変わたなと思います。
次に行うのはコーティングです。コーティングは艶、輝きをさらに一段増す効果がありますが、加えて保護力、防汚力がアップするので、この状態をより長く維持しやすくなります。コーティング剤は当グループオリジナルの低分子・完全硬化型100%ガラス濃度のコーティング剤となっており、硬化時間の短縮、濡れたような艶、防汚効果に優れています。またトップコートには紫外線軽減(UVカット)機能が加わり紫外線からもボディを守ります。
コーティングを終え、ボディ全体がしっとり濡れたような美しい艶で包まれます。ここが第二の感動ポイントで、施工を終えた車を眺めながら、いつもつい悦に浸ってしまいます(笑)
コーティング後は、当店からお渡しておりますメンテナンスキットを利用して正しいセオリー通りの洗車をして頂ければ、長期間にわたり美しい状態を維持できると思います。
この度はご用命頂きまして、誠にありがとうございました。
- 施工時期:
- 2019年
- 施工内容:
- リボルト・プロ車 ガラスコーティング