ホンダ・シビックTYPE R
神奈川県横浜市からお越しのお客様シビックTYPE Rと言えば、ニュルブルクリンクのタイムアタックにおいて、FFマシン世界最速の座をヨーロッパの名だたる名車達と肩を並べて競い続けている一台と言うイメージが強いです。その危険なオーラを真っ先に感じさせるのが、この外観です。とにかく、あちこちがガンダムチック。フロントマスクなんて、もはや狙ったのでは? と思わせるくらいガンダム顔をしています。これがメーカー標準と言うのだから、とにかく驚きです。で、マシンスペックについては、数値的なことはネットに色々掲載されているでしょうから割愛しますが、一番数値として分かりやすいのが、約1.4トンの車体に2リッターターボの320馬力のエンジン。一昔前なら、シビックでそのパワー? と目を疑いたくなるようなハイパワーです。当然走りはすんごいパフォーマンスを見せてくれますが、そのポテンシャルを十分に味わうには、残念ながら公道では無理で、サーキットに行くしかないという代物です。そんなスペシャルな車を今回施工させて頂き、とても興奮しております。我々がいじるのは、常に外装だけなのですが(笑)
さて、今回ご依頼いただいたこちらのお車は、納車から日もあまり経っていない新車の状態でご入庫をいただきました。ホンダの塗装と言うと、塗装が柔らかくて傷が入りやすく、汚れもつきやすくてダメージを受けやすい、そして、ポリッシャーで磨くにも少し癖が強くて、美しく仕上げるのに技術を要するという難点がありました。しかし、このタイプRに関しては、それらのネガティブなイメージは大幅に改善されたクオリティとなっておりました。塗装自体のボケ具合も少なくて良好でした。最近のホンダの塗装も、良くなってきている感じはあります。
しかし、黒い塗装はやはりほぼ新車と言えど、細かい傷は散見されましたし、何もしなくて良い、と言うわけにはいきません。塗装の艶感の向上、ちょっとした小傷の除去、あと数カ所見られた磨き跡(オーロラマーク)の除去、塗装表面の目に見えない付着物の除去等、下地処理の効果は結構多岐にわたります。塗装表面に不必要な負担を与えないように下地処理を進め、作業を終えると、深い赤身の増した、美しいボディに仕上がりました。
下地処理が完了したあとに行うの工程はコーティングです。黒い車本来の深さが強調されたボディを、もう一段美しく艶、輝きを増す効果があり、保護力、防汚力がアップして維持性が向上するので、この状態をより長く保ちやすくなります。コーティング剤は当グループオリジナルの低分子・完全硬化型100%ガラス濃度のコーティング剤となっており、硬化時間の短縮、濡れたような艶、防汚効果に優れています。またトップコートには紫外線軽減(UVカット)機能が加わり紫外線からもボディを守ります。
コーティング後は、当店からお渡しておりますメンテナンスキットを利用して正しいセオリー通りの洗車をして頂ければ、長期間にわたり美しい状態を維持できると思います。
また、ある程度洗車傷が増えてきたとしても、メンテナンス施工というリフレッシュコースで、綺麗な状態に戻すこともできますので、気軽にご相談いただけたらと思います。
この度はご用命頂きまして、誠にありがとうございました。
- 施工時期:
- 2018年
- 施工内容:
- リボルト・プロ車 ガラスコーティングホイールコーティング窓ガラス撥水加工