スズキ・スペーシア
軽自動車と言っても、一昔前となだいぶ様相が異なってきました。私が初めて所有した車は、まだ規制の関係で550ccの軽自動車でした。ドアはペラッペラの鉄板と言った感じで、ドアを開け閉めするときの音も、「パンッ」というものすごい軽く、事故にでも巻き込まれたら、あっというまにペシャンコという感じでしたが、今どきの軽は、ドアの開閉音もけっこう重厚です。安全性能も昔とは段違いですし、いわゆるハイトワゴン系のクラスともなると、室内の広さは下手な車よりもよほど余裕を感じます。こちらスペーシアは、ノーマルタイプのものはとてもマイルドな外観をしていますが、カスタムは一点、とてもシャープで攻撃的な感じがします。他社の競合車に比べて車体も数十キロレベルで軽く作られているので、走りも軽快のようです。
さて、今回ご依頼いただいたこちらのお車は、いわゆる経年車。このお車はボディはシルバーでも屋根は黒のため、屋根の痛みが特に目立ちました。黒と言うよりは小傷、シミによりグレーっぽくなっていて、車全体の印象も、艶、輝きがだいぶ損なわれ、経年車だから仕方ないかな……という感じになってしまっていました。こういう車を蘇らせるのも、下地処理の醍醐味です。コーティングの真骨頂と言えるでしょう。とは言え、通常よりも膜厚の少ない軽自動車ですから、塗装面への負荷を極力抑えつつ、効果を最大限に引き出す技術により下地処理(ボディ磨き)を進めて塗装面のダメージを回復させ、本来、もしくは本来以上の色味、艶、輝きを復活させていきました。下地処理後は、非常に美しく輝く、深い色味のボディへと蘇りました。屋根は黒々と、そしてシルバーのボディは、程よく映り込みが良くなって艶感が増し、美しい状態へを生まれ変わりました。
次に行うのはコーティングです。艶、輝きをさらに一段増す効果があり、加えて保護力、防汚力のアップより、この状態をより長く維持することを狙いとしています。コーティング剤は当グループオリジナルの低分子・完全硬化型100%ガラス濃度のコーティング剤となっており、硬化時間の短縮、濡れたような艶、防汚効果に優れています。またトップコートには紫外線軽減(UVカット)機能が加わり紫外線からもボディを守ります。
コーティング後は、当店からお渡しておりますメンテナンスキットを利用して正しいセオリー通りの洗車をして頂ければ、長期間にわたり美しい状態を維持できると思います。
この度はご用命頂きまして、誠にありがとうございました。
- 施工時期:
- 2017年
- 施工内容:
- リボルト・プロ車 ガラスコーティングホイールコーティング窓ガラス撥水加工